前回の記事はこちら 【メンバー・マネージャー対談】携わっているプロジェクトについて聞きました!
今回は、メンバーの成長についてご紹介します。
question : 4 業務を遂行する上で苦労した点はありますか?
メンバー: 戦略を考えていく過程で自分の伝えたいことが伝えられないという点に苦労しました。
当時は、どのような情報を集めたら戦略策定に結びつくのかが予測ができず、自分の頭の中で整理がつかない状況でした。
上司と相談しながら、なんとか頭の中が整理できたとしても、顧客へ伝えた際に理解してもらえないという障壁が立ちはだかりました。
顧客に何とか理解してもらえたと思ったら、今度は自分が動かすメンバーに対して説明してもなかなか伝わらず…と、各段階で自分の言いたいことが伝わらないということがありました。
そこで、聞き手は何も知らないという前提で自分の言いたいことや持っている情報を眺めるということを意識しました。
そのように考えると自分の持っている情報は何が重要なのか、独りよがりなアウトプットになっていないかが、徐々にわかってきたと思います。
また、自分だけでは俯瞰的な視点は身につかないので、上司に何度も言いたいことを確認いただきました。
「その伝え方では全然わからない」というフィードバックを何度もいただいていました笑
フィードバックをいただく過程で俯瞰的な視点を磨くことができました。
入社してすぐに新しい商材を任せてもらえたのですが、自分の情報の出し方ひとつで、
その商材のかじ取りが決まってくるのだと実感しました。
情報の出し方の重要性を認識した頃から、自分自身の成長速度が加速したと感じています。
プライマルならでは成長速度だと思っています。 マネージャー: 私から見て彼が苦労していそうだと感じたのは、正解がまったくないところで戦略を見出していかなければならない点です。
与えられた情報が何もない状態で、必要な情報を設計して情報の調達方法を決め、収集した情報に対して戦略を考えるという一連の設計をする必要がありました。
情報が与えられていれば、そこから戦略を生み出すのは簡単にできると思いますが、彼が求められた戦略策定は慣れているコンサルタントでも苦労するほど難解なものです。
そこを入社してすぐにやらなければならないのは、彼にとって大きなハードルになったかと思います。
一緒に働くメンバーと議論しながら、かなり考えては潰され、考えては潰されというのを苦労してやっていたかと思います。
彼はしっかり考えることはもちろん、考えることに面白さを見出して取り組んでいるので、そこで自分なりの考えを示してくるところが良かったと思っています。
もう一つは、彼は若いメンバーでもあるので、彼が動かさなければいけないメンバーには、彼よりも年上の人も多くいます。
そのメンバーを動かす場面では、言いづらいところもあったのかなと思っています。
プライマルで年齢云々を気にしていてもしょうがないですし、成果を出すためには、言いたいことをきちんと伝えないといけない場面はたくさんあります。
その壁を超えるということにも苦労していたのかなと思います。
この取り組みを通じて徐々にできるようになったと感じています。
question : 5 入社してから自身のどこが成長したと感じていますか?
メンバー:
人に伝えるという点に関しては上記の取組で苦手意識を払しょくすることができました。
その上で、人に興味を持ってもらえるアウトプットを出せることを自分の強みとして発見できたことが一つの大きな成長だと感じています。
支社メンバーとコミュニケーションを取るときには、目的を伝えることにプラスして新しい取り組みに対して
支社メンバーにも興味を持ってもらえるような話し方を意識しています。
結果、支社メンバーへ新しい取り組みをしたいと伝えた際には、支社メンバーからすぐ意見をもらえるようになりました。
そのおかげで、支社メンバー意見を戦略策定に活かし、高速で戦略の改善ができるようになったと感じています。
question : 6 マネージャーのNさんから見てメンバーのKさんはなぜ成長できたと評価していますか?
マネージャー:
彼は自分自身でよく考えて仕事をしています。考えるというところに、彼も話していた個性が活きていると思っています。
自分なりの答えを出そうとして、入念に準備してアウトプットしてくるというのが、彼の良いところだと思っています。
例えば、戦略の出し方はいろいろなパターンがあるのですが、彼は上司やビジネス書の言葉を借りたアウトプットに満足せずに深いところまで追求して考えてきます。
状況を深く理解している者だからこそ出せるインサイトを見つけ出すことにこだわって仕事をしているので、
彼は人よりも成長しているのだと思います。
もう一つ彼の良いと思う点は、人に伝えることに苦手意識を感じていながらも、積極的に苦手分野を得意にしていくために、他のメンバーに頼んで機会を自ら取りにいくところです。これはなかなかできそうでできないことだと思います。
アウトプットで自分の個性を出すこと、自分で機会を生み出して苦手を克服するというところの二つがあったからこそ、成長できているのだと思っています。
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